【必見!】Amazon FBAを利用するメリット・デメリット

AmazonFBA_メリットデメリット

(最終更新日:2022/08/17)

こんにちは!

国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

オンラインでの販売業務は多岐にわたります。
注文数が増えることは嬉しい反面、発送業務が非常に大変だと感じたことはありませんか?

注文内容を確認しピッキング、丁寧に梱包して納品書を同封し、宛名を貼り付ける…

発送業務だけでも、これだけの工程が発生し、集荷の時間も決まっているし、注文内容や発送先の取り違えをしないよう慎重に対応する必要があるなど、とても重要な業務といえます。

これらの業務をヘルプしてくれる配送代行サービスがAmazonにはあることをご存知ですか?

Amazon出品者であれば、一度は聞いたことがあるかと思います!

その名も「フルフィルメント By Amazon」(略してFBA!)

すでに導入済みだけど配送代行以外のメリットは?

導入検討しているけどデメリットはあるの?

といったように、FBA導入・継続にあたり参考としていただけるよう「FBAのメリット・デメリットまとめ」を解説いたします!

今回の記事はYouTubeでも解説しています。

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FBAとは

Amazon出品といえば「FBA」といっても過言ではありません。

「FBA」を簡単にまとめると、自社商品をAmazonの専用倉庫に送ることで、商品の保管から注文処理、配送、返品に関するカスタマーサービスまでをAmazonが全て代行してくれるサービスのことです。

もちろん、利用するにはFBA手数料が発生いたしますが、(参考:FBA手数料 https://amzn.to/2Zxwfx1 )FBAを利用している販売事業者を対象とした調査結果では、75.5%の販売事業者が「FBAをご利用開始後、利用前と比較して売り上げが向上した」との回答結果が出ています。

つまり、出品者出荷より売上拡大に繋がる対策であるといえるでしょう。

我々のコンサル経験からも、「FBA」を導入したことで注文数が増え、売上増加に繋がったケースは多数あります。

もちろん、出品者出荷に適した商材や自社出荷に価値を置いた売り方もありますので、すべての商品を「FBA」を導入すべきとは言いません。

総合的に見極めながら、上手に「FBA」を利用していくことをおすすめしています。

とはいえ、「FBA」には多々メリットがありますよ!

「FBA」の概要が理解できたところで、「FBAのメリット・デメリットまとめ」のスタートです!

FBAを利用する7つのメリット

①保管・注文処理・出荷・配送・返品などすべてAmazonが対応

前述した通り、Amazon専用倉庫に商品を送り込むことで、梱包から発送、返品対応までの工程をAmazonが対応してくれるので、出品者側の発送業務に費やしていた時間を他に当てることができ、Amazon出品により力を入れることができます!

購入者からの問い合わせや返品対応もAmazonが対応してくれる部分もポイントです。

また、Amazon専用倉庫は24時間365日稼働しているため、注文から出荷までが非常に早く、出荷速度の面で購入者から良い評価を貰いやすいのも大きなメリットの1つだと言えます!

24時間365日稼働、休日中の配送も対応

FBAは24時間365日稼働しているので、いつ注文が入っても迅速に配送対応してくれます。

24時間365日対応は出品者出荷ではなかなか提供できないサービスですよね。

ゴールデンウィークや夏季休暇、年末年始休暇など出品者が営業していなくても、FBAを導入しておくことで、注文が入り続け、配送も行われるため、販売機会継続が可能になります。

③Amazon発送で転換率向上

FBAを導入した商品は、下記画像のように出品者名に続き「Amazon.co.jp が発送します。」という表記になります。

ユーザーは、意外とこちらの部分も見ています。
Amazonユーザーはスピーディーな配送クオリティを求める傾向があり、「Amazonが発送してくれるなら安心・早い!」とのことから、転換率向上に繋がります!

④primeマークの表示で転換率向上

FBAを導入した商品は、「Amazonプライム会員」ユーザーに対して「primeマーク」が付与されて表示されます。(非プライム会員にはprimeマークは表示されません)

「primeマーク」が表示されている商品は、お急ぎ便やお届け日時指定便などが無料で利用でき、検索結果一覧ページや商品ページなど至る所で目に付くよう表示されるため、こちらも購買率の向上に期待できます。

「送料無料」が浸透してきた現在、送料無料が購入の決め手となるほどです。

Amazonとしてもプライム会員獲得に本腰を入れていますので、「primeマーク」の認知度も年々上がっている傾向にあります。

「primeマーク」を商品に表示させることは、FBA導入の大きな目的の一つでもあるともいえるでしょう!

⑤カート獲得率アップ

FBAを利用することにより、カート獲得率が向上する傾向があります。

カート獲得とは1つの商品ページに対し、複数の出品者がいる場合(相乗り出品)、Amazonからユーザーにとって購入条件が良いと判別された出品者が「カートに入れる」ボタンのトップを獲得できます。

カート獲得できる・できないは売上に大きな影響を及ぼします。

例えば、同一の商品ページに出品者出荷の出品者とFBA出荷の出品者がいて販売価格が同価格である場合、カート獲得できる可能性が高いのはFBA出荷の出品者になるといったイメージです。

もちろん、FBAを導入すれば必ずしもカート獲得ができるわけではありません。

カート獲得にはAmazonが開示していない様々な条件があるため、FBAの導入はあくまでも獲得できる可能性が高まる効果の一つとお考えいただけると良いでしょう。

⑥FBAマルチチャネルサービスが利用できる

「FBAマルチチャネルサービス」はAmazon以外の販路をお持ちの出品者向けサービスです。

自社ECサイトや楽天、Yahoo!ショッピングなどで注文が入った商品をAmazon専用倉庫から出荷することが可能になります。

複数販路があるけど、在庫保管と配送代行は全てAmazonにお任せしたいという方などに便利です。

FBAのオプションサービスになるため、依頼毎に手数料が発生いたしますので、ご注意ください。

⑦FBA小型軽量プログラムで更に安い手数料で発送

「FBA小型軽量プログラム」は、小さくて、軽くて、販売価格が安価な商品は「FBA配送代行手数料」を安くしますよ!という出品者向けプログラムです。

事前にプログラム登録が必要になりますが、条件をクリアした商品であればFBA手数料を抑えて有効活用できるはずです。

詳しくはこちらの記事をご参考ください!

軽い・小さい・安い商品は「FBA小型軽量商品プログラム」を活用しなきゃ損!


「FBA新商品特典プログラム」もさらにパワーアップしています!

これまで出品者出荷だった商品をFBAでお試しいただく活用方法ができますよ⬇︎

続報!「FBA新商品特典プログラム」が再びパワーアップ!FBAを超お得に利用する方法!

FBAを利用する4つのデメリット

①手数料がかかる

FBAを利用するには手数料が発生いたします。(デメリットとして記載することに違和感がありますが…)
以下に主な手数料を記載いたします。

【必ず発生する手数料】
配送代行手数料
在庫保管手数料

【場合により発生する手数料】
購入者返品手数料
商品所有権の放棄手数料
長期在庫保管手数料 など

FBAでは手数料が細分化されていますので、どのような場合に手数料が発生するのかを理解しておくことをおすすめいたします。(想定外の手数料が発生してしまい、困ってしまったという話を聞いたことがあります…)

FBAを利用するにあたり「必ず発生する手数料」について少し理解しておきましょう。

■ 配送代行手数料

出荷、梱包、配送などの作業にかかる手数料で、商品が売れた際に発生する手数料。
商品のサイズや重量によって異なり、サイズ・重量が大きくなるほど手数料は高くなります。

■ 在庫保管手数料
Amazon専用倉庫で保管している商品に対して毎月発生する手数料。
保管期間が長ければ長いほど在庫保管手数料もかかってくるという訳です。
ですので、注文ペースなどを考慮してFBA納品を行うようコントロールする必要があるでしょう。
また、こちらも配送代行手数料と同じで大きなサイズの商品ほど手数料が高くなります。

なお、FBA手数料は2022年3月1日に改定されましたので以下URLよりご確認くださいませ。
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/ABBX6GZPA8MSZGW

②倉庫に送った商品は確認することが出来ない

商品をAmazon専用倉庫に送ってしまうと、商品の状態を確認することができなくなります。

デリケートな素材や特殊な条件での保管方法が必要な商品は避けた方が安全です。

商品のコンディションに大きく左右されない商品がFBAに適しているでしょう。

FBAに預けている商品のコンディションを確認する為には、

1.手元に商品を戻す
2.商品の状態を確認する
3.確認後、再度FBA納品

という手間と時間が発生いたします。

また、Amazon専用倉庫から手元に戻すための返送手数料や、再度FBA納品する場合の送料は全て出品者負担となります。

③その他の費用・手間

FBAを利用するためAmazon専門倉庫に商品を送る際の送料は出品者負担になります。

また、納品準備として「商品ラベル」をシール台紙などに印刷し、商品1点1点にこのラベルを貼り付ける作業が必須で発生します。

この「商品ラベル」はSKUベースで異なり、Amazon専用倉庫で商品を管理するための重要なラベルになりますので、適切なラベルを貼り付ける必要があります。

なお、FBAのオプションサービスにはなりますが「商品ラベル貼付サービス」も提供されています。

④FBAに預けられない商品がある

FBAには以下の商品は預けられないため、出品者出荷での出品になります。

常温管理できない商品
動植物
危険物および化学薬品
医療機器
医薬品・酒類・金券、商品券など
ネオジウム磁石及び磁気が他商品に影響を及ぼす恐れのある強力磁石
ゴールド、プラチナ、銀などの貴金属バー・インゴッド・地金
金貨・銀貨・銅貨・記念コイン
古銭・古札

なお、近年FBA利用が増加している食品カテゴリーは、「室温で管理できる食品で消費期限が60日以上残っている商品」などの条件付きでFBA納品が可能になります。

このように、FBAを利用予定の商品は事前に納品可能かどうか確認しておきましょう!

まとめ

FBAはメリット・デメリットを理解した上で取り入れてみてください。

全ての商品でFBAを利用すべきとは言いません、商品によっては、出品者出荷による発送の方がプラスになることもあります。

発送業務を契約している倉庫に依頼している出品者の方もいるでしょうが、倉庫を契約する規模ではないけど、注文数が伸び続け今後の発送業務をきちんと回していけるか不安であったり、発送できる体制が整っていない、といったような状況の方もいらっしゃるかと思います。

そのような不安があれば、ぜひFBAを検討いただくことをおすすめいたします。

まずは2~3商品からでも構いませんので、注文数が高い商品などを対象にFBAを試し、FBA納品にかかる工数や全体の手数料の費用感、セッション数や注文数の変化など総合的にFBAの感触を得てみてください!

新しいAmazon出品の緒が見つかるかもしれません!

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

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