【2025年最新版】FBA長期在庫追加手数料の改定内容まとめ|コスト増を回避するコツとは?
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2025年4月15日以降、新たなFBA長期在庫追加手数料として「保管期間が365日を超える在庫に対する長期在庫追加手数料が増額」が適用されました。
改定後の手数料の値上げは、FBAを利用した販売において、在庫管理を見直す上では避けては通れない重要な要素となっています。
今回の記事では、FBAの「長期在庫追加手数料」に焦点を当て、改定内容と長期在庫を回避するコツを詳しく解説していきます。
目次
FBA「長期在庫追加手数料」とは?
「長期在庫追加手数料」とは、FBA在庫として保管されてから「365日を超えた商品」に対して課される手数料のことです。
Amazonのフルフィルメントセンター(倉庫)に長期間保管されている在庫に対して、通常の月額在庫保管手数料に加えて請求される追加の手数料になります。
Amazonは、倉庫スペースの「効率化」と「在庫回転率の向上」を目的として、こちらの手数料を課しています。
つまり、” 売れない在庫 ” をいつまでも倉庫に置いておくことを防ぎ、「必要な商品を、必要なだけ」納品するよう出品者に促す仕組みの一環です。
長期在庫追加手数料の確認方法
フルフィルメントレポートにて長期在庫追加手数料の対象となった商品をまとめて確認することができます。
<確認手順>
①「レポート」⇒「Fullfilment」⇒「支払い/ペイメント」⇒「長期在庫保管の追加手数料レポート」

②「オンラインで閲覧」、「ダウンロード」のいずれかを選択し、期間を設定、「レポートの生成」によって該当月に計上された商品とその在庫数、手数料が表示されます。ブラウザ上での確認とcsv/txtファイルでの出力を選択できます。

これまでの長期在庫保管手数料との比較
今回の改定では「366日以上」の手数料のみが改定となります。365日以内の手数料に変更はございません。
以下の比較表をご参考ください。
※上記の手数料には10%の消費税が含まれています。
参照:2025年FBA長期在庫追加手数料の改定
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/GBJ9XBVWSBKZWD76?locale=ja-JP
確認日:2025年10月30日
今回の仕様変更により、長期在庫に対する手数料がより重くなったため、回転率の低い商品の扱いがシビアとなりました。
次章以降では、今回の仕様変更を踏まえて長期在庫追加手数料を回避するためのコツを解説いたします。
長期在庫追加手数料を回避するコツ①|在庫数の「把握」
長期在庫追加手数料を単純に「コスト」と捉えるのではなく、在庫管理を最適化するための「指標」として捉えましょう。
今回改定が入った「366日以上」の手数料のみならず、保管期間が270日を超える在庫については段階的に手数料が引きあがっていきますので、日頃より在庫の回転率を意識したFBA納品を心掛ける必要があります。
また、在庫保管期間が長引くことも想定し、事前にセールの検討も視野に入れておきましょう。
売り切れる数量の把握
過去の販売データを分析し、商品ごとの「手数料が発生する基準日までに売り切れる数量」を逆算しましょう。これまでの納品数量を見直し、販売ペースに合わせた納品数量を算出することで、より適切な在庫量の維持が行えます。
また、高価格帯の商材などは利用者が検討されてから購入までに時間がかかるので、どこまでの手数料を許容できるか判断しておきましょう。
長期在庫追加手数料が適用されている商品の把握
「長期在庫保管の追加手数料レポート」では各月15日に計上される保管日数が270日を超えた在庫が表示されます。
請求額は「課金額」という項目になり、「請求対象の在庫数」×「追加手数料率」によって算出されます。各月の15日時点での在庫数と請求額を確認できるので、現時点で「各商品がどれくらい在庫を余らせているか」をここで確認することができます。

これらの商品に対しては、売り切りのためのセールや在庫の保管日数が271日を超える在庫の自動返送/廃棄を有効にするなどの対応をすることをお勧めします。
また、今後の納品においても将来的に長期在庫追加手数料が適用される懸念がある場合には、上述のようなセールや設定を予め検討しましょう。
長期在庫追加手数料を回避するコツ②|Amazonの機能を「有効活用」
Amazon内の各種機能ではセールや在庫補充通知を用いることで、長期在庫追加手数料を回避するために活用できる機能がいくつかございます。
設定方法などの詳細はブログのご紹介に任せて、いくつかご紹介します。
プロモーションの活用
クーポンなどのプロモーションを活用して、在庫の回転率を高める。
ビッグセールへの参加
ビッグセールは在庫一掃のチャンスでもあります。
手数料の負担を軽くするため粗利が低くなっても販売数を最大化する戦略として有効です。
上記のプロモーションも同様に特殊なバッヂが付与されることで目を惹きます。
在庫処分セールの実施
長期在庫になりそうな商品を早期に処分することで、長期在庫追加手数料の発生を回避。
返品された商品の再販
返品された商品を再販することで、在庫の無駄を減らす。
※下記リンク内「5.【番外編】「価値回収オプション」とは?」参照
「在庫補充通知」の設定
事前に在庫補充タイミングを把握することで大量に納品するのではなく「在庫切れになる前に納品」を繰り返すことで長期在庫追加手数料の抑制を行うことができます。また、在庫切れによる機会損失やSEO低下を防ぐ役割もあります。
手数料 vs セール価格!「売ってキャッシュ化」を優先
長期在庫保管手数料の通知を受けた、あるいはその兆候が見えた段階で「手数料を払うより、損をしてでも売る」という判断を下すことも時には大切です。
出品者が最も陥りやすい罠は、「原価割れしたくない」という心理的なブレーキです。
とてもよくわかります。
ただ、少しだけ考えてみてください。
長期在庫保管手数料は半年や1年単位で累積し、最終的には商品価値以上のコストになる可能性があります。
加えて、「不良在庫」は、次の仕入れや事業投資に使えるはずのキャッシュを拘束しているという最大の機会損失を生んでいる可能性がございます。
新たな商品へ再投資やランキング向上など副次的なメリット
例え赤字になっても、その赤字を最小限に抑え現金を取り戻して次の高回転商品への再投資に回す方が、事業全体で見れば健全な選択の場合もあります。
それだけでなく商品が購入されることで、「Amazonでの販売実績も増え、その後のランキング向上や評価獲得という副次的なメリットも得られます。
以上の観点から、手数料がかかるくらいなら割引して売る、というのは今後に繋がる戦略としても非常に有効です。
まとめ
今回のブログでは、改定された長期在庫追加手数料の内容と在庫管理手数料を回避するためのコツを解説いたしました。ここまでの内容をまとめると以下の通りとなります。
長期在庫追加手数料の改定
2025年4月15日以降、FBAにおける長期在庫追加手数料が改定され、365日を超える在庫に対する手数料が増額されました。これにより、在庫管理の重要性が増し、販売者は回転率の向上に取り組む必要があります。在庫管理の最適化と手数料回避のコツ
長期在庫追加手数料を回避するためには、過去の販売データを分析し、適切な在庫量の維持を意識することが大切です。また、セールや在庫処分、返品された商品の再販などの戦略を活用することが推奨されます。Amazonの機能を活用して効率的に管理
プロモーションやビッグセール、在庫補充通知などの機能を積極的に利用し、在庫回転率を高めることで長期在庫追加手数料を抑制できます。特に、事前に在庫切れを防ぐための納品管理が効果的です。
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