【検証】Amazon割引施策を複数活用してみた!表示・適用パターンを解説

検証amazon_割引施策を複数活用

こんにちは!

国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

Amazon出品者の皆様の中には、販促対策としてクーポンやプロモーション、Amazonポイントなどを活用されている方も多いかと思います。

過去のブログではそれぞれのメリットやデメリットから設定方法などを解説してきましたが、これらの販促施策を複数同時に設定した場合、どのように表示・適用されるかご存知でしょうか。

そこで今回は、クーポン設定を軸に、ほかの割引施策と併用して複数同時に設定するとどうなるのか、商品ページの見え方と適用パターンについて解説いたします。

「意図していない割引となっていた…」ということがないように、今後開催予定のブラックフライデーウィークやホリデーシーズンに向けてお役立ていただけたら幸いです!

クーポンとプロモーション

はじめに、【クーポンとプロモーション】を同時に設定した場合について解説いたします。

まず、クーポンとプロモーションで設定可能な割引についておさらいしていきましょう。

■クーポンの割引
・割引率または割引金額
設定できる割引率は、5%~50%

■プロモーションの割引
・割引率または割引金額
(割引率は、1%~99%。割引金額は、プロモーションの割引額が100円で、プロモーション対象商品の価格が100円と同じまたはそれ以上の場合、購入価格は0円(税金・配送料を除く)となります)
・1点購入でもう1点プレゼント

上記の内容でそれぞれ設定できますが、クーポンとプロモーションを組み合わせた場合は、どのように割引が適用されるのでしょうか。

<例>クーポンとプロモーションを同時設定した場合

設定条件
A商品(価格10,000円)とB商品(価格10,000円)に対して、
・10%OFFクーポンをA商品、B商品ともに設定
・A商品とB商品を一緒に買うとB商品が20%OFFになるプロモーションを設定
(※プロモーションは割引率・適用商品を使用した例となります)

この場合の合計割引額は・・・
・A商品(10000×0.1)1,000円割引 ※クーポン10%OFFが適用
・B商品(10000×0.2)2,000円割引 ※プロモーション20%OFFが適用(クーポン10%OFFは適用されない)
=A商品1,000円割引+B商品2,000円割引
合計で3,000円の割引となり、ユーザーが支払うのは17,000円となります。

 ※注意点

プロモーションを設定した場合、A商品とB商品を同時に購入した購入者には、2件の割引のうち「有利」な方の割引が適用されます。(※今回の例ではプロモーションの20%割引)

クーポンの利用資格や手数料については、下記ブログで解説しておりますので、ご参考ください。

年末セール対策!Amazon出品のクーポンとセールの活用比較

それでは、検索結果ページと商品ページの見え方はどのように表示されているのでしょうか。

<検索結果ページ表示例>

<商品ページ表示例>

商品ページでは上記のように、
・クーポン
・プロモーション
の順に割引率が表示され、プロモーションを設定している場合、商品ページ下部の「キャンペーンおよび追加情報」にも表示されます。

クーポンとプロモーションは購入画面での適用となりますので、実際の割引率に間違いがないか実際の購入画面で確認してみてくださいね。

<補足>
クーポンと同時に実施できる割引については、Amazonのヘルプページ上では下記の割引とされていますので、ご注意ください。

・プロモーション
・セール価格
・法人価格
・数量限定タイムセール
・在庫処分タイムセール

Amazon セラーセントラル ヘルプページ「クーポンを作成する」
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/G202189350

クーポンとAmazonポイント

では次に、【クーポンとAmazonポイント】ではどうでしょうか。

Amazonポイントの付与は厳密にいえば割引ではありませんが、ユーザーにとっては「〇〇円分のAmazonポイント付与=〇〇円分おトクにお買い物ができる」という訴求効果から、割引と同様の効果がございます。

Amazonポイントの設定条件は下記となります。

■Amazonポイント
・商品金額の1~50%に設定可能

<例>クーポンとAmazonポイント付与を同時設定した場合

設定条件
価格10,000円の商品に対して、
・10%OFFクーポンの設定
・2%のAmazonポイント付与

この場合の合計割引額は・・・
・10,000円の10%OFF(10,000×0.1)1,000円割引 ※クーポンの割引が適用
・10,000円で2%(10,000×0.02)200ポイント付与
1,000円割引+200ポイント付与となります。

※注意点

Amazonポイントは販売価格に対して適用されますのでご注意ください。

<検索結果ページ表示例>

<商品ページ表示例>

検索結果ページと商品ページでは上記のように、
・Amazonポイント
・クーポン
の順に表示されます。Amazonポイントはカート部分にも表示されますので、目につきやすく訴求力が高まりそうですね!

Amazonポイントについては下記ブログで解説しておりますので、ご参考ください。

Amazonポイントセントラル開設!概要と10月31日までに確認すべき重要事項を解説!

クーポンとタイムセール

続いて、クーポンとタイムセールを組み合わせた場合はどうなるのでしょうか。

タイムセールは時期により参加条件や手数料が異なる場合がございます。
参加条件や割引率については、下記ブログで解説しておりますのでご参考ください。

【簡単解説】Amazon「特選タイムセール」の参加方法と4つの注意点

Amazon数量限定タイムセールの参加方法と4つの注意点を解説!

では、クーポンとタイムセールを組み合わせた場合は、どのように割引されるでしょうか。

<例>クーポンとタイムセールを同時設定した場合

設定条件
商品価格10,000円の商品に対して、
・10%OFFクーポンの設定
・20%OFFのタイムセールに参加

この場合の合計割引額は・・・
・クーポンは10,000円の10%(10,000×0.1)1,000円割引
・タイムセールは10,000円の20%(10,000×0.2)2,000円割引
=1,000円割引+2,000円割引
3,000円の割引となります。

※注意点

クーポンとタイムセールを同時に実施すると、それぞれの割引が組み合わされて適用されます。
クーポンを設定しながら、タイムセールで大幅な割引をしていたということがないように気を付けたいですね!

<検索結果ページ表示例>

<商品ページ表示例>

検索結果では(※例)特選タイムセールの場合、タグの表示とクーポンの両方が表示され、商品ページでは上記のようにタイムセール表示が優先され、クーポン、プロモーションの割引率の順に表示されます。

クーポンと定期おトク便

最後に、【クーポンと定期おトク便】の場合はどうなるのでしょうか。

定期おトク便で設定可能な割引は、以下のとおりとなります。

■定期おトク便の割引
・基本割引は、0%・5%・10%の3つ

※購入点数により、2021年10月14日以降に購入者が登録したすべての定期おトク便商品に適用されていますのでご注意くださいませ。
出品者による割引0%:同一お届け日の商品が3点以上の場合、購入者には5%の割引(Amazonが提供)が適用
出品者による割引5%:同一お届け日の商品が3点以上の場合、さらに5%の割引(Amazonが提供)が適用され、10%の割引(Amazonが提供)が適用
出品者による割引10%:同一お届け日の商品が3点以上の場合、さらに5%の割引(Amazonが提供)が適用されるため、15%の割引(Amazonが提供)が適用

<例>クーポンと定期おトク便を設定した場合

設定条件
価格10,000円の商品に対して
・10%OFFクーポンの設定
・定期おトク便で5%割引を設定

この場合の合計割引額は・・・

・10,000円の10%(10,000×0.1)1,000円割引 ※クーポンの10%OFFが適用
・10,000円の5%(10,000×0.05)500円割引 ※定期おトク便の5%OFFが適用
=1,000円割引+500円割引
1,500円の割引となります。

 

定期おトク便を設定している場合、定期おトク便の割引に加えてクーポンおよびプロモーション割引が組み合わせて使用されます。

定期おトク便については下記ブログで解説しておりますのでご参考ください。

【新仕様】「Amazon定期おトク便」新しい料金体系&自動登録の導入開始

<検索ページ表示例>

<商品ページ表示例>

商品ページでは上記のように表示され、ユーザーが「定期おトク便」か「通常の注文」かを選択できるようになります。

定期おトク便を設定しながらクーポンを設定した場合は「〇%OFFクーポンの適用初回分お届け時に」といった表記となり、価格も定期おトク便の5%OFFされた価格が表示されているのが分かります。

実際の購入画面では、クーポンの割引と定期おトク便の割引が組み合わされて割引されるようになりますので、定期おトク便を設定している商品がある出品者様はご注意くださいませ。

まとめ

今回は、クーポンとプロモーション、クーポンとポイントなど複数割引を同時に設定した場合の適用パターンについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。

複数割引を実施する際は、大幅な割引になっていないか、組み合わせや割引率が重複して設定されていないか、注意をして作成を進めてみてください!

クーポン設定についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の記事はYouTubeでも解説しておりますのでご参考ください⬇

今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

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