Amazonセラー必読!売上が大きく左右する「プライムマーク」の参加要件を要チェック

こんにちは!
国内初のAmazon専門コンサルを展開しているアグザルファです!
今回もAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けします。

Amazon出品を開始して間もない弊社のクライアントからよく受ける質問。

「なにをすれば売上が上がるの?」

私は迷わず「プライムマークをつけましょう」とご提案しております。

なぜ、「プライムマーク」を提案しているのか。

それは売上が上がる秘策のひとつだからです。

今回は「プライムマーク」を付与する方法・手順とメリットについて解説します!

Amazonプライムとは?

Amazon.co.jpで買い物をする際に、よく目にする「プライムマーク」

このマークのついている商品は、Amazonにより、出荷・配送品質が認められたものであり、通常配送は配送料無料、お支払い確定日の1~2営業日以内に出荷され、Amazonプライム会員であれば「お急ぎ便」も無料で利用できます

Amazonプライム会員であれば「お急ぎ便」が無料で利用できることが浸透し、「Amazon=注文商品がすぐ届く」といったブランドイメージが築かれているのではないでしょう。

「プライムマーク」は信頼性および利便性が高い商品を示すものであるとして、認知度が年々高まっています。

そのため、同じ商品を購入するのであれば、プライムマークがついた商品が選ばれる可能性が高い傾向にあります。

となると、ここでお気づきのはずです。

「プライムマークをつけて出品した商品は売れやすくなるの?」

と思われたでしょう。

「はい、その通りです!」

ではまず、プライムマークを付与する2つの方法と手順を解説します。

プライムマークをつける2つの方法

プライムマークを付けるためには2通りの方法があります。

方法1:FBAを利用する(FBA出荷)

FBAとは「Fulfillment by Amazon(フルフィルメント バイ アマゾン)」の略称です。

フルフィルメントとは、一般的に通販でお客様が商品を注文されてから手元に届くまでの必要な業務の全般を指します。

例えば、「棚入れ、商品保管」「コール業務、受注処理」「ピッキング」「梱包」「発送」といった業務になります。

Amazonが提供するFBAは「商品保管、注文を受けた商品の梱包〜発送、返品対応までAmazonが代行する」サービスになり、FBAを利用している商品は「プライムマーク」が付与されます。

FBAを利用している商品を保管する全国のAmazon専用倉庫(通称FC:フルフィルメントセンター)は、24時間365日稼働し、独自の配送網を活かして発送からお届けまでのスピード配送を提供しており、これがまさに「Amazon=注文商品がすぐ届く」の根幹となっているのでしょう。

では、この「FBA」を利用するための4つのステップを解説します。

FBAを利用するための4つのステップ

1. 商品登録

2. 納品プラン作成・発送準備

3. Amazon専用倉庫(FC)へ商品を発送

4. Amazon専用倉庫(FC)にて受領処理された商品より販売開始

まずは、出品用アカウントを登録しましょう。

次に、Amazonセラーへ提供される出品管理ツール「セラーセントラル」で商品登録をおこない、Amazon専用倉庫(FC)に納品するための「納品プラン」を作成、個別の商品に貼り付ける「商品ラベル」を発行します。

発行した「商品ラベル」を商品に貼り付け、指定のFCへ発送すれば出品者側の納品対応は完了です。

※個別の商品に貼るのは「商品ラベル(FNSKU)」、輸送用ダンボールなどに貼るのは「配送ラベル」になります。

発送した商品がFCに到着し、受領処理された商品より販売開始されます。

たったこれだけで、注文処理から配送までAmazon側で対応してくれるのは魅力的です!

また、人的なリソース不足在庫保管場所の確保など、お悩みの課題が解決できる可能性もありますよ。

下記の記事で「FBAを利用するメリット・デメリット」をまとめていますので、ぜひ参考にしてくださいね。

【必見!】Amazon FBAを利用するメリット・デメリット

方法2:マケプレプライムを利用する(出品者出荷)

マケプレプライムとは、自社で出荷する商品(出品者出荷)がプライム配送の要件を満たす場合、プライムマークが付くプログラムです。

かつては、FBAを利用しない出品(=出品者出荷の商品)にはプライムマークをつけることができなかったのですが、数年前より、FBAと同等の配送品質で商品を届けることができる出品者であれば、FBAを利用しない商品も「マケプレプライム」を利用することで「プライムマーク」をつけることが可能になったのです。

FBAを利用できない商品(生鮮食品、大型商品など)でもプライムマークを活用することで、売上アップの可能性は見込めます!

そのため、FBAとマケプレプライムを組み合わせて、効率的にAmazon運営されている事業者の方もいらっしゃいます。

(更新:202108/11)
マケプレプライムの参加要件が変更になりましたので、以下記事も併せてご参考ください⬇︎

Amazon出品者必読!マケプレプライム参加要件が厳格化【新たな3つの要件とは】

それでは、この「マケプレプライム」を利用するための2つのステップを解説します。

マケプレプライムを利用するための2つのステップ

1. マケプレプライムトライアルの期間をクリアする

2. トライアル完了後、正式にプライムマークが表示される

マケプレプライムトライアルとは?

トライアルはマケプレプライムに必要な配送品質を保つために、対象商品の出荷オペレーションや配送キャリアとの調整を進めていただく期間です。

トライアルはマケプレプライムに登録後、開始します。トライアルを完了すると、Amazon.co.jpで御社の商品にAmazonプライムのマークが表示されるようになります。

(引用元:Amazon出品大学 マケプレプライムトライアル)

トライアルとは、Amazonから参加資格を付与されるためのお試し期間のようなものですね!

マケプレプライムへの参加要件

・マケプレプライム で定められた出荷実績、配送品質の「パフォーマンス指標」の維持

 1. 期日内配送率(予定日までの配送完了率)が96%以上
 2. 追跡可能率(有効なお問い合わせ番号/伝票番号入力率)が94%以上
 3. 出荷前キャンセル率が1.0%未満

・出品者様が選択するプライム対象地域への「お急ぎ便」の提供

・Amazonプライム会員に対して、プライム対象地域への通常配送とお急ぎ便を無料で提供

・Amazon上で追跡が可能な配送方法の利用(ヤマト運輸、日本郵便のお問い合わせ番号がある配送方法)

・Amazonのポリシーに基づく返品・返金対応

例えば、温度管理が必要な商品や賞味期限の短い商品、大型商品などFBAに預けることができない商品にもプライムマークを付けることができるので、利用しない手はありません。

ただし、「マケプレプライム」は一度参加資格を認められても、上記の「パフォーマンス指標」が下回った場合や違反行為を行った場合は参加資格を失います。(改善することで参加資格復活することは可能)

「マケプレプライム」を利用して「プライムマーク」を付与するためには、一定の配送品質をクリアし維持することが求められます。

➡︎早速マケプレプライムに登録してみる

下記の記事で「マケプレプライムを利用するメリット・デメリット」をまとめていますので、ぜひ導入の際の参考にしてくださいね!

マケプレプライムのメリット・デメリットは?

プライムマークをつける4つのメリット

  1. 作業負担を大幅カット(FBA利用の場合)
  2. セッション数増加
  3. 転換率増加
  4. 高い配送品質をアピールできるので結果的に売上拡大が期待できる

FBAを利用する場合、Amazon専用倉庫に商品を預けて保管、注文処理、発送対応を行うため、出品者側の作業負担を大幅カットできるでしょう。

24時間365日対応しているため、通年利用だけでなく、必要な商品だけ、必要な時期だけ利用するなど、上手に利用することで売上増も見込めます。

Amazonプライム会員をはじめとするAmazonユーザーは、スピーディーな配送、質の高い配送を求める傾向にあります。

そのため、プライムマークを付与することで、多くのユーザーに対して高い配送品質をアピールすることができるため、結果的に購入率増加や売上拡大にも繋がります。

さらに、商品の販売実績数が増えることで、検索結果上位に表示されるようになり、売上がグングンと伸びていくというわけです。

弊社の実例をご紹介しましょう。

マケプレプライムを導入されたクライアントでこのようなデータがあります。

2020年7月からマケプレプライムを開始。

数千円だった売上が、9月には数十万円と伸びていきました。

月のデータを比較すると、セッション数は約4.5倍、転換率は1.5%→5%、売上増加率はなんと86倍!

通常、商品ページを見る人が多くなっただけで、ここまでの転換率は上がらないでしょう。

マケプレプライム導入による「プライムマーク」の効果によって、実現できた結果です!

(※当然ながら、土台となる基礎をしっかり対策した上での効果でもあります。)

まとめ

最後に出品者がプライムマークをつけるメリットをまとめると、ユーザー側からすると購入後は早く届くし送料無料

プライムマークがついていない商品と比較されたときに、どちらが購入に繋がりやすいかというと一目瞭然ですね!

また、出品者がプライムマークをつける方法は2つありました。

そうです! 「FBA」「マケプレプライム」です。

「FBA」は、FBA倉庫に商品を預けておくだけで、注文を受けた商品の注文処理から発送まで、すべてAmazonが代行してくれるサービスですね。

「マケプレプライム」は、配送の要件を満たす場合に自社出荷商品でもプライムマークをつけることができるサービスでした。

出品して間もない方や自社発送で売上が伸びていない方は、商品にプライムマークをつけて売上をガツンと上げていきましょう!

アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

今後もAmazon出品者の皆さまをはじめ、有益な情報を発信して参ります!
最後までお読みいただきありがとうございました。

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2020年11月18日「ECのミカタ」
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