Amazon福袋出品ガイド|出品条件・出品方法・メリットデメリットをわかりやすく解説

Amazonでの福袋出品方法を徹底解説!_Amazon専門コンサル運用代行のアグザルファ

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さて、年末年始といえば「福袋」!

毎年、多くの店頭で目玉商品を含めたお得な福袋が販売され盛り上がり、この時期ならではの風物詩のひとつです。

実はAmazonでも「福袋」を販売ができることはご存じでしょうか?

今回の記事では、「福袋」に焦点を当て、Amazonで福袋として出品できる対象商品やルールの理解から出品方法、さらに出品する際のメリット・デメリットについて解説します。

福袋の出品を検討されている方は、ぜひご参考ください。

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「福袋」として出品できる商品カテゴリ

Amazonでは、下記のカテゴリに属する商品を対象に「福袋」の出品が可能です。

  • エレクトロニクス
  • カメラ
  • ホーム、ホームアプライアンス
  • PCソフト& TVゲーム
  • おもちゃ&ホビー、ベビー&マタニティ
  • スポーツ&アウトドア
  • ドラッグストア
  • 食品・飲料・お酒
  • 腕時計
  • 服&ファッション小物/シューズ&バッグ
  • ビューティ
  • ジュエリー
  • パソコン・周辺機器
  • 文房具・オフィス用品
  • DIY・工具
  • 産業・研究開発用品
  • カー&バイク用品
  • 楽器
  • ペット用品
  • 大型家電
  • Amazonデバイス用アクセサリ
  • ミュージック
  • DVD

上記のとおり、現時点においてすでに多くのカテゴリで福袋の出品が可能です。

また、服とジュエリーといった複数の商品カテゴリを組み合わせた福袋の作成も可能となっています。

ノーブランド品も福袋にできる?

福袋はブランド登録の有無にかかわらず、出品することができます。

ブランド登録済の商品のみを集めた福袋や、ノーブランド品とブランド登録済の商品を併せた福袋といった組み合わせでも出品できますので、取り扱っている商品の数だけ、自由度の高いバリエーション豊富な福袋が展開できるのも魅力です!

「福袋」出品の規約

それでは、実際に出品するにあたり、具体的な規約を見ていきましょう。

Amazonのヘルプページでは、下記のとおり明記されています。

福袋

福袋の出品

服&ファッション小物、ジュエリー、シューズ&バッグ、または時計のストアで福袋商品を出品する場合には、単品売りとは別の商品詳細ページに出品してください。

福袋の商品登録

福袋は単品売りのJAN/EAN/UPCコードとは別のコードを使用して登録してください。予約販売は可とします。登録の際には必ず下記のルールに従ってください。

  • 商品名: 商品名に「福袋」という文言を含め、単品売りでないことが分かるようにしてください。また、商品内容や性別、カラー、サイズが分かるような情報を商品名に盛り込んでください。例:[ブランド名] レディース Mサイズ アウター、カットソー、帽子入り福袋
  • 商品の仕様・説明: 商品の説明に福袋商品の内容を記載してください(寸法サイズも記載してください)。例:[ブランド名] レディース テーラードジャケット カーキ Mサイズ、[ブランド名] レディース カットソー ホワイト Mサイズ、[ブランド名] レディース ニット帽 グレー 50
  • 商品写真: 袋やアイテムイメージではなく、実際に発送する商品の写真を掲載してください。
  • 返品の可否: 返品可とします。購入者が返品を希望する場合には、Amazonの返品ポリシーに従って返品を受け付ける必要があります(Amazonへの出品に際し同意した契約に記載の返品条件に従います)。
  • ブランド名/メーカー: ブランド名を登録します。「福袋」をブランド名に指定することはできません。福袋に複数のブランド商品が含まれている場合は、[Various Brand(複数ブランド)]とします。

福袋は予約注文の商品として販売できます。

参考:商品登録ルール
https://sellercentral.amazon.co.jp/help/hub/reference/G200329080#GUID-2CE07D27-1EA7-4248-9EAA-E47F2828C9DA__SECTION_CFD61C8D006D42BFB021F0AB6969E191
(確認日:2025年11月21日)

上記を簡単にまとめると、以下のとおりとなります。

  • 複数商品のセットであること
  • 商品名に「福袋」という文言および商品内容(サイズや性別、色等)を含めること
  • 商品説明にも福袋商品の内容の詳細やサイズを記載すること
  • 福袋は単品売りのJAN/EAN/UPCコードとは別の製品コードを使用すること
  • 商品画像(メイン画像)は実際に発送する商品の写真を掲載すること
  • 購入者が返品を希望する場合には、Amazonの返品ポリシーに従って返品可能とすること
  • 複数の異なるブランドの商品で構成した福袋の場合、ブランド名は「Various Brand(複数ブランド)」と入力すること
  • 販売済の商品であっても、予約注文設定が可能

福袋用のJAN/EAN/UPCコードを取得していない場合は、製品コード免除申請を行って出品することで、販売することができます。

ブランド名では、ノーブランド品とブランド登録済の商品を組み合わせた福袋の場合でも、「Various Brand(複数ブランド)」としてブランド名を入力する必要があるため、注意しましょう!

ブランド名の付け方は?

上記のとおり、福袋の内容によって出品時のブランド名の入力方法が異なります。

例として、下記の商品で福袋を構成する場合のブランド名入力方法について、パターンごとに解説します。

【福袋の内容例】
ブランド登録済で出品している「ブランド名:アグザルファ」の商品
ブランド登録済で出品している「ブランド名:Axalpha」の商品
ブランド登録をしておらず、「ノーブランド品」として出品している商品

①1つのブランドの商品のみで構成された福袋
<例>
「ブランド名:アグザルファ」のみで構成
→入力するするブランド名は、「アグザルファ」

②2つのブランド登録済の商品で構成された福袋
<例>
「ブランド名:アグザルファ」+「ブランド名:Axalpha」で構成
→入力するブランド名は、「Various Brand(複数ブランド)」

③ブランド登録済の商品と、ノーブランド品で構成された福袋
<例>
「ブランド名:アグザルファ」+「ノーブランド品」で構成
→入力するブランド名は、「Various Brand(複数ブランド)」

④複数のブランド登録済の商品とノーブランド品で構成された福袋
<例>
「ブランド名:アグザルファ」+「ブランド名:Amazon」+「ノーブランド品」で構成
→入力するブランド名は、「Various Brand(複数ブランド)」

⑤ノーブランド品のみで構成された福袋
<例>
「ノーブランド品」のみで構成
→入力するブランド名は、「ノーブランド品」

ブランド名の入力は、通常の出品と同様に「商品詳細画面」から、「ブランド名」の項目へ入力しましょう!

Various Brand(複数ブランド)の出品申請

ブランド名へ「Various Brand(複数ブランド)」を入力した場合、出品申請が必要になる場合があります。

出品申請が必要になった場合は、表示された手順に沿って出品申請を行いましょう!

「Various Brand(複数ブランド)」の出品申請では、通常の出品申請とは異なり、立ち上げた出品申請のケースから、規約に沿った福袋出品であることをAmazonのテクニカルサポートへ補足して連絡する必要があります。

出品申請のケースから、Amazonのテクニカルサポートへ補足する方法については、下記のとおりとなります。

「Various Brand(複数ブランド)」出品申請の補足手順

①セラーセントラルへログイン後、メニュー>カタログ>出品申請を表示

②「出品申請を表示」に表示された申請名の一覧から、「Various Brand(複数ブランド)」の下部に表示されているケースIDをクリック

③「返信」をクリック

④「本文を入力」より、福袋出品の規約に沿ったブランド名:Various Brand(複数ブランド)の出品申請であることを記載して送信します。

Amazonヘルプページに掲載されている福袋のスクリーンショットを併せて添付することで、スムーズに申請が通過する可能性があります。

出品申請の際、ブランドロゴ画像の提出を求められる場合があります。

ブランド登録済の商品が福袋に入っている場合は、その商品のロゴ画像を添付します。

ノーブランド品によりロゴが無い場合は、念のため「本文を入力」でノーブランド品のため提出できるブランドロゴ画像が無い旨を記載しましょう。

出品申請方法の詳細については以下記事をご参考ください。⬇︎

【簡単解説】Amazon 出品許可申請とは?知っておくべき申請方法解説

「福袋」出品時のメイン画像について

規約では、「実際に発送する商品の写真」をメイン画像として掲載する必要があることが明記されています。

いくつかの作成パターンを見てみましょう。

【OKパターン】

OK①:福袋へ含まれる商品の写真がすべて掲載されている

OK②:福袋と福袋に含まれる商品の写真がすべて掲載されている

OK③:実際に発送する福袋の写真が掲載されている

メイン画像ではお客様に福袋であることや内容が分かりやすいよう、

実際に発送する福袋や、福袋に含まれる商品を掲載するようにしましょう!

反対に、規約違反となるパターンのメイン画像は下記のとおりです。

【NGパターン】

NG①:文言が記載されている

NG②:福袋に含まれる商品の一部しか掲載されていない

NG③:背景がある

NG④:イラストやイメージ画像

NG例は、通常の出品と同様に文言・イラスト(イメージ)が記載されている場合や、背景が白抜きで無い場合が該当します。

また、福袋の内容の一部しか掲載されていない場合も規約違反となるため、注意しましょう!

「中身がわからない福袋」の出品もできるのか?

福袋といえば、中身がわからないワクワク感も醍醐味のひとつですよね。

上述の規約では、「中身のわかる福袋」として、商品の説明欄に福袋の内容を記載することや、実際に発送する商品の写真を掲載することが明記されていました。

では、「中身の分からない福袋」は出品できないのでしょうか?

結論として、現在の出品規約上は出品できません。福袋の出品規約では「実際に発送する商品の写真そのもの」を掲載する必要があり、中身がわからない場合は実際に発送する商品をメイン画像やサブ画像に明示できないためとなります。

また、実際に発送する福袋のみの写真をメイン画像として使用することは、商品そのものではないため、規約を満たしていないと判断される場合があるのでご注意ください!

「福袋」出品のメリットとデメリット

「福袋」の出品には、メリットとデメリットがあります。

メリット

①購入者へお得な印象を与え、余剰在庫の販売促進

「福袋」では、通常で購入するよりもお得な印象を与え、通常販売より割引を行って販売することにより、余剰在庫の販売数促進へ寄与することができます。

②商品やブランドの認知拡大

これまで販売数に伸び悩みがあった商品やブランド、新商品を既存商品、人気商品と併せて封入することで、実際に使用した購入者が商品の良さ、使用感やブランドイメージを把握することができます。

それによりブランドのファン化からリピーターとして継続購入に繋がる可能性があります。

③予約注文の受付が可能

福袋ではすでに発売している商品で構成されていても、予約注文を受け付けることが可能です。

そのため、福袋を出品していない競合他社と比較して、購入者の囲い込みが可能となります。

通常の予約注文では発売前の商品かつメーカーが発売日を発表しており、在庫の入手が可能な状態に限り、予約注文の商品として出品することができるため、在庫を充分に補充して販売できるのも魅力ですね!

④相乗り出品対策

カートが競合他社に取得されている商品も、福袋の内容にすることで相乗り対策に繋がります。

また、出品時期も年末年始に限定されておらず、通年を通して販売が可能なため、季節の商品で内容を変更するなど、継続した相乗り対策に繋がります。

⑤出品条件や割引率、販売価格の規定がない

福袋販売において、現段階では価格に関する規定はありません。

そのため、利益率を考慮した販売価格の設定をすることができ、出品者にとって無理のない範囲で出品が可能です。

また、福袋出品ではプライム会員限定割引のような適用条件が無いため、販売実績の無い新規出品者や、レビューの低い商品も出品することができます。

デメリット

①目的の商品以外が不要な購入者の取り逃し

「この商品だけなら欲しかったのに」というように、福袋を構成する商品が市場の需要に沿わないことで、福袋のお得感が薄れ、販売促進に繋がらない可能性があります。

人気商品や需要のバランスに気を付けて福袋の内容を選定しましょう!

②購買動機に季節的影響が強い

「福袋」というワードから、年末年始に売上が集中し、販売開始のタイミングによっては訴求力や印象が薄くなることで売上に繋がらない可能性があります。

例として、春~夏では「新生活応援福袋」や「夏を満喫!福袋」のように、福袋の目的を明確にすることで、購入者への印象を年末年始に限定しないようにしましょう!

③実際の商品とのギャップによる返品

各商品の詳細情報がわからないことで、想像していた商品イメージと実際に届いた商品のギャップによりクレームに繋がってしまい、返品される可能性があります。

特に、上述の「中身がわからない福袋」では、「こんな内容だったとは思わなかった!」といったギャップが大きくなる可能性が高いです。

「中身の分からない福袋」を出品する際は、返品に繋がらないよう「中身がわからない」ことを念押しして記載することを推奨いたします。

記載できる商品情報はなるべく明確に記載し、購入者とのギャップが少なくなるよう記載しましょう!

「福袋」出品の手順

それでは、規約やメリット・デメリットをふまえた上で実際に福袋出品の手順をご紹介いたします。

①セラーセントラルへログインし、商品登録>空白のフォーム>開始

②商品名を設定して必須項目をそれぞれ入力する

ノーブランド品の場合は「この商品にはブランド名がありません」にチェックをいれ、福袋専用のJAN/EAN/UPCコードが無い場合は「この商品には製品コードがありません。」にチェックをいれて、忘れずに製品コード免除申請を行いましょう!

複数ブランド商品の場合は「Various Brand(複数ブランド)」と入力し、製品コードを取得している場合にはそちらを入力、ない場合には上記と同様にチェックを入れましょう。

⬇︎Amazon「製品コード免除申請」の方法については以下をご参考ください。

【必見】最新版Amazon出品「製品コード免除申請」申請方法と注意点を解説!

③入力が完了したら「送信」をクリックし、出品完了!

予約注文を行う場合

商品登録時、「出品情報タブ」から「予約商品の販売開始日」を登録します。

「予約商品の販売開始日」は、福袋の販売開始日を入力しましょう。

⬇︎Amazonで「予約注文商品」を出品する方法については以下をご参考ください。

【簡単解説】Amazon「予約注文商品の出品」を上手に活用して売上最大化を狙え!

【Q&A】意外と知らない!?Amazon「予約販売」に関する5つの疑問を解消

まとめ

本ブログでは、福袋出品に関する規約や出品方法を中心に解説いたしました。

ここまでの内容を纏めると以下の通りとなります。

  • 福袋は様々な商品カテゴリから出品できる
  • 複数の異なるブランドの商品で構成した福袋の場合、ブランド名は「Various Brand(複数ブランド)」とする
  • メイン画像では実際に発送する福袋や商品の画像を載せる
  • ノーブランド品や、製品コードを取得していない商品も福袋にできる
  • 福袋の内容は、商品名や商品の仕様、説明欄に明確に記載する
  • 福袋の出品に対し、適用条件や販売期間は指定されていない

商品をお得に組み合わせ、出品者にとっても購入者にとっても、嬉しい福袋が販売できるといいですね!

Amazonでの福袋出品に悩まれている方は、まずはお気軽にAmazon専門コンサル・運用代行のアグザルファまでご相談ください!

アグザルファブログが皆様の一助となれば幸いです。

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