【最新版】Amazonブランド登録セラー必見!「brand analytics」で分析できる3つのデータ

Amazonブランド登録セラー必見!ブランドアナリティクスで分析できる3つのデータ

(最終更新日:2022/07/04)

こんにちは!

国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです!

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

突然ですが「brand analytics」というAmazonの分析ツールをご存じでしょうか?

brand analytics」ではAmazon全体で検索頻度の高いキーワードの一覧や出品している商品と比較検討される競合商品などのデータを取得することができる便利なツールです。

今回は少しでも役立つ情報をお届けできればと思い、Amazon出品における「brand analytics(ブランドアナリティクス)の機能」を解説いたします!

「brand analytics(ブランドアナリティクス)」を利用するには

brand analytics」を利用するには「Amazonブランド登録」を行う必要があります。

Amazonブランド登録って何?という方はコチラの記事をご参考ください⬇︎

Amazon「ブランド登録」をするメリットは?

「brand analytics」への入り方は、セラーセントラル内のタブの「ブランド>ブランド分析」の項目をクリックすることで「brand analytics」の画面に入ることができます。

「brand analytics」で分析できる項目は4つあります。

①Amazon検索用語

②商品比較と代替購入レポート

③リピート購入行動

④マーケットバスケット分析

※2022年6月18日の新着情報で、2022年6月30日以降、「商品比較と代替購入レポート」が利用できなくなる旨の案内がありました。

Amazonブランド分析ダッシュボードに関する変更点
2022年6月30日以降、Amazonブランド分析の商品比較と代替購入レポートはご利用できなくなります。

なぜ削除されるのですか?

出品者様からのフィードバックや使用量に関するデータによると、これらのダッシュボードは必ずしも影響力のあるものではなく、また実用的な分析を提供できるとは限らないことが判明しました。そこで、2023年に購入者のより深い行動分析を取り入れることを検討しています。この変更は、Amazonブランド分析を通して、出品者様の洞察力を高めるための継続的な取り組みの一環です。

他のAmazonブランド分析ダッシュボードに対する影響は?

いいえ。他のAmazonブランド分析ダッシュボード(Amazon検索用語、リピート購入行動、マーケットバスケット分析)のユーザーエクスペリエンスは変更されません。

(参照元)Amazonセラーセントラル新着情報:Amazonブランド分析ダッシュボードに関する変更点

早速、それぞれの項目で分析できる内容について解説していきます。

「Amazon検索用語」について

「Amazon検索用語」はAmazon全体で検索頻度の高いキーワードとそのキーワードで検索された際にクリックされる頻度の高いASINの1位~3位が表示されます。

実際の画面は以下の画像のように表示されます。

①「ストア:Amazon.co.jp」

こちらのプルダウンからカテゴリーを選択することができます。確認したい該当ブランドをお探しください。(現在、カテゴリー名は英語表示)

なお、Amazon全体の検索頻度ランキングを知りたい場合は「ストア:Amazon.co.jp」のままで検索してください。

②「検索用語」

特定のキーワードを入力し検索することができます。

入力したキーワードを含むAmazon全体もしくはカテゴリー毎の検索頻度ランキング、検索結果に表示された各検索キーワードで最もクリックされた頻度の高いASINを確認することができます。

③「ASINまたはEANを入力」

「ASINまたはEAN」を入力することで、対象商品のクリックされる頻度が高いキーワードを逆引き検索することができます。

現在、ASIN検索は機能していますが、EAN検索やJAN検索は機能していません。今後利用可能になることを願います!

④「レポート範囲」

取得したいデータの期間を指定することができます。

プルダウンより「日/週/月/四半期」を選択でき、日付部分では任意の期間を指定することができます。

⑤「検索用語」

①~④で指定された条件に合致するキーワードが表示されます。

⑥「1位のASIN情報」

検索結果に表示された各検索キーワードで最もクリックされる頻度が高いASINが表示されます。

ASINはクリックされる頻度が高い順に1位~3位まで表示される仕様です。

注意点

検索される回数が少ないキーワードの場合、検索結果に表示されない場合があります。

「Amazon検索用語」では検索される回数の多いビッグワードに限られる傾向が強いため、調査したいキーワードの検索結果が必ず得られる訳ではありません。

とはいえ、「Amazon検索用語」ではビッグワードや出品商品と関連性の高いキーワードがAmazon内でどれほど検索されているか調べるのに便利な機能です。

期間別でキーワードを比較することで、キーワードのトレンドや動向などを把握できるのも魅力的ですので、出品商品のSEO改善に役立つ機能のひとつです!

「リピート購入行動」について

「リピート購入行動」は特定の期間内に自社の商品を再度購入されたカスタマーの割合が表示される機能です。

実際の画面は以下画像のように表示されます。
※ブランド登録の状況によっては表示されない場合もあります。

①「カテゴリ:すべて」/「サブカテゴリ:すべて」/「ブランド:すべて」

こちらのプルダウンより、カテゴリー及びサブカテゴリを選択することができます。(カテゴリー名は英語表示)

また、Amazonブランド登録を行われたブランド名で検索を絞ることも可能ですので、複数ブランドを登録されている方には便利な機能となっています。

なお、特定のカテゴリ及びブランドにて商品を販売されている場合は、初期値の「カテゴリ:すべて/サブカテゴリ:すべて/ブランド:すべて」の設定で問題ありません。

②「レポート範囲」

取得したいデータの期間を指定することができます。

プルダウンより選択できる期間は「週/月/四半期」となっています。

③「次の基準別に表示する:ASIN/ブランド」/「追加:選択」

「次の基準別に表示する:ASIN/ブランド」の項目では、下記一覧に表示するデータをASIN別かブランド別に表示することができます。

複数のブランドをお持ちの場合は、ブランド毎にリピート購入データを比較することが可能です。

また、「追加:選択」の項目では、プルダウンより「ブランド/カテゴリ/サブカテゴリ/JAN」を選択することができ、選択した項目を下記一覧に追加することができます。

④「注文」/「ユニークカスタマー」

「注文」の項目について、こちらは指定された期間の注文件数が表示されます。1件の注文で複数個商品が購入された場合も「1」のカウントとなるため、受注数量とは必ずしも一致するわけではありませんのでご注意ください。

「ユニークカスタマー」については、指定した期間に注文したユニークカスタマーの数が表示されます。

⑤「リピートカスタマー – 全体に対する割合(%)」

「リピートカスタマー – 全体に対する割合(%)」については、指定した期間に商品を購入したユニークカスタマーの中でリピート購入したカスタマーの割合を表示しています。

たとえば、注文3件に対しユニークカスタマーが2人だった場合、どちらかのユニークカスタマーがリピート購入していることになりますので、「リピートカスタマー – 全体に対する割合(%)」は50%と表示されます。

⑥「繰り返し購入の注文商品の売上」/「繰り返し購入の注文商品の売上 – 合計の%」

「繰り返し購入の注文商品の売上」については、リピート購入された注文商品の売上金額の合計となっています。なお、合計には初回購入時の売上も含まれているのでご注意ください。

「繰り返し購入の注文商品の売上 – 合計の%」については、全体の売上に対しリピート購入による売上がどの程度あったかが表示されます。

上記のとおり「リピート購入行動」ではリピート購入にかかるさまざまなデータを取得することができます。

商品毎に自社サイトや他モールとのリピート率を比較検討する材料となったり、リピートして購入されることが多い商品であれば「Amazon定期おトク便」の利用も視野に今後の販売戦略を考えることもできるでしょう。

マーケットバスケット分析について

「マーケットバスケット分析」は特定の期間内に自社の商品と合わせて購入される頻度が多かった商品の1位から3位までが表示されます。

実際の画面は以下画像のように表示されます。

①「カテゴリ:すべて」/「サブカテゴリ:すべて」/「ブランド:すべて」

こちらのプルダウンからはカテゴリー及びサブカテゴリを選択することができます。(カテゴリー名は英語表示)

また、Amazonブランド登録を行われたブランド名で検索を絞ることも可能ですので、複数をブランドを登録されている方には便利な機能となっています。

なお、特定のカテゴリ及びブランドにて商品を販売されている場合は初期値の「カテゴリ:すべて/サブカテゴリ:すべて/ブランド:すべて」の設定で問題ありません。

②「レポート範囲」

取得したいデータの期間を指定することができます。

プルダウンより選択できる期間は「日/週/月/四半期」となっています。

③「表示:すべての商品」

下記一覧に表示させる商品をプルダウンより選ぶことができます。

プルダウンの内容は「すべての商品/お取引会社様商品のみ/お取引会社様商品を除く」の3パターンです。
自社商品同士の買い合わせと自社商品以外の買い合わせを分けて表示することも可能です。

④「1位の合わせ買い組合せASIN」/「1位の合わせ買い組合せ商品名」

こちらには指定した期間特定の商品と合わせて購入される頻度が最も多かった商品の「ASIN」と「商品名」が表示されます。
合わせ買い組みあわせ商品は1位から3位まで表示可能です。

⑤「1位の合わせ買い組合せの割合」

「1位の合わせ買い組合せの割合」の項目では、自社商品と合わせ買いされた組み合わせの中で頻度が最も多かった1位の商品がどの程度の割合を占めるかが表示されます。

「マーケットバスケット分析」では、合わせ買いされやすい商品の組み合わせを確認することができる便利な機能です。

特に自社商品同士の組み合わせのデータは、合わせ買いプロモーションを使った販促やセット商品として新たに売り出すなど効果的な販売戦略を検討するのに非常に役立つ情報となっています。

まとめ

今回は「brand analyticsの機能」について解説しました。

それぞれの項目がAmazonで販売戦略を練っていくうえで非常に役立つデータとなりますので、データをうまく活用し競合に差をつけていきましょう!

少しでもアグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

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