ついに実装！Amazonスポンサーブランド動画広告とは？

売上対策｜アクセス数

2021/03/30

SB広告スポンサーブランド動画広告 SB動画広告スポンサーブランド広告ブランド登録

こんにちは！

国内初のAmazon専門コンサルサービスを展開しているアグザルファです！

アグザルファブログではAmazon専門コンサルタントがAmazon出品に役立つ情報をお届けしています。

Amazon出品者の皆様の中には、動画でもっと自社商品をアピールしたいと考えたことがある方は少なくないのではないでしょうか。

文章では上手く伝わらない、画像だと細部の動きが伝えられない、等々。

以前からAmazonブランド登録が完了しているブランドオーナーであればAmazonストアにて動画を設定することは可能でしたが、ユーザーに動画を視聴してもらうためには一度ストアを訪問いただく必要があります。

ところが！

2020年末頃より、スポンサーブランド広告の中に「動画広告」が実装されたのです！

【スポンサーブランド広告（SB広告）】についてはコチラの記事もご参考ください⬇︎

ファーストビュー独占！画面占有率50％！？SB広告でブランドを磨くヒント

そこで今回は、スポンサーブランド動画広告の詳細や注意点、コンサルタント目線でお伝えできる意見などを交えながら、「スポンサーブランド動画広告」について解説いたします！

スポンサーブランド動画広告とは

スポンサーブランド動画広告(以下、SB動画広告)は文字通り「広告として動画を掲載」することができる、これまでになかった機能です。

Amazonとしては、広告に魅力的な動画を表示することで、ユーザーのエンゲージメントを獲得できるとされています。

ターゲティング方法は通常のスポンサーブランド広告と同様、マニュアルターゲティングのみとなります。

広告レポートはもちろん取得できますので、ブラッシュアップが可能ですが、オートターゲティングによる運用はできないためご注意ください。

スポンサーブランド動画広告「掲載場所」

まず、重要なことはSB動画広告が掲載される場所ですね。

既に見かけたことがある方もおられるかもしれませんが…

なんと検索結果一覧に表示されます！

海外では「Amazonユーザーの75%は検索を介して商品を見つける」という調査報告がされております。

こちらの情報はAmazon advertisingのブログにも紹介されているのでほぼ間違いないでしょう。

出典：Amazon advertising, “オンラインセミナーに参加し、最新のスポンサー広告レポート機能について学ぶ” 2018-03-14.
https://advertising.amazon.com/ja-jp/blog/join-our-webinar-to-learn-about-the-newest-sponsored-ads-reporting-features

そのため、検索結果一覧に動画が表示されることは非常に大きなメリットと言えます。

また、動画広告が掲載される際の表示は非常に大きく、特にスマホやアプリから閲覧した場合の画面占有率も高いです。

そして何より、動きが付くことでやはり目立ちますので、どうしても画像では表現しきれなかった商品の特徴を伝えやすいのは動画ならではでしょう。

検索結果一覧に表示できることから、商品ページにアクセスしてもらうことなく、商品の詳細情報をユーザーに伝えられる、現時点では”唯一のコンテンツ”です。

ちなみに、まだリリースされて間もないためか、カテゴリーによってはあまり見かけないこともありますので、もしお取り扱い商品のカテゴリーで動画広告をあまり見かけない場合には、競合が少ない可能性も考えられますので、その点でも狙い目です。

スポンサーブランド動画広告「利用条件」

SB動画広告はスポンサーブランド広告内にありますので、Amazonブランド登録が完了しているブランドオーナーであれば利用可能です。

広告を管理している「Amazon advertising」よりキャンペーンを新たに作成し、スポンサーブランド広告内にある広告フォーマットから「動画」を選んでください。

【 Amazonブランド登録】についてはコチラの記事内で簡単にご紹介しておりますのでご参考ください⬇︎

Amazon「ブランド登録」をするメリットは？

スポンサーブランド動画広告「動画ファイルの要件」

現時点でSB動画広告として、追加可能な動画ファイル要件は以下の通りです。

▼ビデオ仕様
・16:9縦横比
・1280 x 720ピクセル、1920 x 1080ピクセル、または3840 x 2160ピクセル
・23.976、24、25、29.97、29.98、または30fps
・1 Mbps以上のビットレート
・H.264またはH.265のコーデック
・6～45秒の長さ
・500 MB以下
・MP4またはMOVのファイル
・メインまたはベースラインのプロファイル
・プログレッシブスキャンの種類
・1ビデオストリームのみ

▼オーディオ仕様
・44.1kHz以上のサンプルレート
・PCM、AAC、またはMP3のコーデック
・96 kbps 以上のビットレート
・ステレオまたはモノラル形式
・1未満のオーディオストリーム

上記をすべて満たす必要がありますのでご注意ください。

もし現時点で広告に使えそうな動画ファイルをお持ちの場合は「ファイルをアップロード」からUPしていただくことで、上記の要件を満たしているかどうかを確認することができます。

条件を満たしていない項目は、エラーメッセージと共に赤字で強調表示されますので、修正していきましょう。

ちなみに、仕様としては45秒までの動画を設定することができますが、最適な動画時間は15～30秒程とされており、特に最初の2秒が非常に重要です。

また、SB動画広告は音声なしで自動再生され、ユーザーがスピーカーマークをクリック(タッチ)すると音声が流れます。

そのため、音声がなくても理解しやすく、焦点を絞った簡潔な動画にまとめていただくことをお勧めいたします。

スポンサーブランド動画広告「動画のガイドライン」

前述で解説した「動画ファイルの要件」を全てクリアしたからといって、そのまま広告が開始できるわけではありません。

SB動画広告はスポンサーブランド広告のひとつですので、キャンペーン作成後は審査を申請し、Amazon側のチェックを受ける必要があります。

その際、アップロードされた動画内容がAmazonの定めるガイドラインを守っているかどうかが審査されますので、予め「動画のガイドライン」を確認するようにいたしましょう。

▼スポンサー広告クリエイティブ承認ポリシー（動画のガイドライン）
https://advertising.amazon.com/ja-jp/resources/ad-policy/sponsored-ads-policies#sbv

なお、今回は審査にはじかれる一般的な理由をいくつか解説させていただきますので、合わせてご確認ください。

・地域や言語に注意する
字幕または音声は、広告が表示される地域に合わせる必要があります。
Amazon.co.jpであれば、もちろん日本語の字幕や音声である必要があります。
メーカー本国が海外にあるなど、音声が別の言語の場合は日本語の字幕(または翻訳)が必要です。

・Webサイトのリンクは含めない（下記画像参照）
動画内のテキストや音声にWebサイトやソーシャルメディアのURLを含めてはいけません。

・黒フレームを避ける（下記画像参照）
動画からフルスクリーンの黒フレームまたはフェードインのトランジションを削除しましょう。
文章ですとやや分かりにくいのですが、SB動画広告は終了すると自動的にエンドレスリピートがされます。
どこで始まったか終わったかが分からない動画はNGのため、黒フレームで終わらせず最後にロゴを表示するなど工夫しましょう。
始まりと終わりが認識されやすいように意識して作成されることをお勧めします。

・ピラーボックスやレターボックスを使わない（下記画像参照）
上下、左右などに余白が生じないようにしましょう。
余白の色は関係なくすべて不可ですので、動画のリサイズなどを行う際にご注意ください。

・最大再生時間に達すると動画が突然終わる
動画が突然切れる不完全な編集は避けましょう。

・動画にAmazonのブランディング要素が含まれている
Amazonの商標や商品、またはサービスへの言及は禁止されています。

・動画にカスタマーレビューが含まれている
カスタマーレビューや星の数などは、Amazon内外問わず使用できません。
高評価を得ている商品ではアピールしたくなりますが控えましょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか？

SB動画広告は検索結果ページ上で表示された際の画面占有率が大きく、画像では表現しきれない商品の特徴を伝えることができますので、ぜひご活用いただくことをおすすめいたします。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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