【簡単解説】Amazon「カテゴリー別出品解析レポート」が仕様変更!活用方法と注意点

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Amazonの出品者様の中には、商品情報の確認や更新に「カテゴリー別出品解析レポート」を活用しているかと思います。

そんな中、最近になってカテゴリー別出品解析レポートの仕様が変更になり、戸惑っている方もいらっしゃるのではないでしょうか?

そこで今回は、カテゴリー別出品解析レポートの仕様変更と活用する際の注意点について解説していきます!

カテゴリー別出品解析レポートとは

「カテゴリー別出品解析レポート」とは、Amazonのセラーセントラル上に登録されている商品情報を一覧で取得できるレポートです。(一部の情報は取得不可)

さらに、在庫ファイルとしても使用可能なため、一括で商品情報を確認・更新する際に非常に便利なレポートでもあります。

「カテゴリー別出品解析レポート」の特徴や取得方法、活用術は過去ブログで詳しく解説していますのでこちらの記事もご参考ください⬇︎

【超便利】Amazon「カテゴリー別出品解析レポート」活用術!情報管理・更新作業を効率化!

「カテゴリー別出品解析レポート」の仕様が変更(2024年2月)

2024年2月頃、「カテゴリー別出品解析レポート」の仕様が変更されました。
新たな項目が追加されただけでなく、項目の並び順やグルーピングといった構成の変更も入っています。

まずは変更点を確認していきましょう!

■追加された項目

1.A列「Status(::listing_status)」

「ステータス状況」が必須項目として追加されています。
「ステータス状況」は在庫管理画面で確認することもできますが、今回の変更によりレポートでも確認することが可能になりました。

2.B列「Title(::title)」

B列「タイトル」が必須項目として追加されています。
G列「商品名(item_name)」との違いは以下となります。

 B列「Title(::title)」 = ASINに登録されている商品名
 G列「商品名(item_name)」 = 出品者が入力した商品名(SKU)

■構成の変更(並び順、色分け、グルーピング)

A列、B列に追加項目が入り、項目の並び順、色分け、グルーピングが以下のように変更になっています。

▼変更前

▼変更後

仕様が変更になったことで注意する点は?

2024年5月10日時点では、新・旧どちらのバージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」でも、一括で商品情報を更新することが可能ですが、予期せぬエラーを回避するため、新・旧バージョンそれぞれの注意点を確認していきしょう!

旧バージョン:「カテゴリー別出品解析レポート」が使用できなくなる可能性がある

これまでの「カテゴリー別出品解析レポート」を使用してアップロードした際の「プレビュー」表示に、下記内容の注意喚起が表示されるようになりました。

”このスプレットシートは古く、最新の出品要件が含まれていない可能性があります。問題を防ぐため、最新バージョンをダウンロードし、出品情報を送信してください。”

なお、実際にカテゴリー別出品解析レポートを在庫ファイルとしてアップロードする際の手順は以下の通りです。

(手順)メニュー > カタログ > アップロードによる一括商品登録 > スプレットシートをアップロード

アップロード後に実際に表示される画面は以下画像になります。
上記の注意喚起は画面下部の赤枠に表示されています。

2024年5月10日時点では、入力項目にエラーがなければ問題なく商品情報を更新することが可能です。
しかし、今後のアップデート次第では旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」が使用できなくなる可能性があるので注意が必要です。

新バージョン:「プレビュー」が表示されなくなった

新バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を使用してアップロードした後、以前は送信前に表示されていた「プレビュー」が表示されなくなりました。
Amazonシステムによるチェック内容「プレビュー」が表示されなくなってしまったため、これまで以上に入力項目を事前によく確認してからアップロードを行う必要があります。
(*2024年5月10日時点)

新バージョン:「処理概要」におけるエラー表示項目が増加

旧バージョンのカテゴリー別出品解析レポートを使用して商品情報を更新した場合、原則として更新した項目に関連する項目と出品に必要な情報が不足している場合にエラーとして表示されておりました。

新バージョンでは更新した項目と関連しない項目もチェックされているようで、旧バージョンでは表示されなかったエラーが表示されるようになっております

エラーとして表示されている項目を修正しなくても更新した情報が在庫管理画面に表示されていることも多くございますため、エラーが表示された商品については在庫管理画面より更新できているか確認することをおすすめいたします。

複数の商品情報を一括で更新する3つの方法

本項では、複数の商品情報を一括で更新する3つの方法を注意点を交えて解説いたします。

① 新バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用する

新バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用して商品情報を更新することが可能です。
旧バージョンと比べて、並び順、色分け、グルーピングが変更になっているため、新バージョンに移行するなど、入力の際は必要項目と更新内容をよくご確認いただくことをおすすめいたします。

※注意点※

前項で記載した通り、新バージョンに追加された「新しい項目」は参照のみデータとなるため、値の変更は不要となります。
新バージョンで商品情報を更新する際は「Status(::listing_status)」「Title(::title)」の値はそのままにしてください。

▼追加された新しい項目(下図赤枠)
A列「Status(::listing_status)」
B列「Title(::title)」

➁ 「カテゴリー別在庫ファイル」をダウンロードして活用する

2024年5月10日時点では、「カテゴリー別出品解析レポート」は、仕様変更後である “新バージョン” でのダウンロードになり、 “旧バージョン” でのダウンロードができなくなってしまいました。

ですが・・・ “旧バージョン” と同じ形式のテンプレートをダウンロードする手段は残っています!

“旧バージョン” のテンプレートは「カテゴリー別在庫ファイル」と同じ形式のテンプレートとなりますので、”旧バージョン” が取得できずにお困りの場合はぜひご参考ください。

前項でご紹介した通り、新バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」で商品情報を更新した場合に、更新した項目に関連しない項目のチェックもされてしまうため、エラーが多くなる傾向にございます。
「カテゴリー別在庫ファイル」を使用していただいた方が主に更新した情報に関連する項目のチェックで、エラーの内容も比較的わかりやすいため、「カテゴリー別在庫ファイル」を使用することがおすすめです!

※在庫ファイルは不定期でアップデートされているため、常に新しいファイルをダウンロードすることを推奨いたします。

▼手段1:「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」からダウンロード

Amazonヘルプページ内「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」から”旧バージョンと同じ形式のテンプレート”をダウンロードすることが可能です。

こちらはテンプレートファイルのため、商品情報はすべて「空欄」になっております。

商品情報の更新に活用する場合は、最新のカテゴリー別出品解析レポートを参考に、ダウンロードした「カテゴリー別在庫ファイルテンプレートへ商品情報を転記する必要があります。

以下はテンプレートファイルをダウンロードするための手順です。

(DL手順)
ヘルプ > 在庫管理 > 在庫の作成と管理 > 一括アップロードを使って出品情報を作成 > 在庫ファイルテンプレート、商品登録規約、ブラウズツリーガイド


▼ダウンロードしたファイルの内容
テンプレートのため、商品情報が入力されていない空の状態になります。

手段2:「バリエーション作成ツール」からダウンロード

バリエーションを設定している商品の場合、「バリエーション作成ツール」から「“旧バージョン” と同じ形式のフォーマット」をダウンロードすることが可能です。

先ほど解説した「カテゴリー別在庫ファイルテンプレート」からダウンロードしたテンプレートファイルとは違い、対象のASINの商品情報が記載された状態のファイルをダウンロードすることができます。

商品情報を更新したいASINにバリエーションが設定させれている場合は、「バリエーション作成ツール」からダウンロードすることで必要な商品情報の転記ミスを防ぐことができます。
更に、一から情報を入力する必要もないため作業時間の短縮にもつながります。

(DL手順)
メニュー > 在庫 > 全在庫の管理 > バリエーションを追加 > バリエーション作成ツール > 「既存のバリエーション商品を追加または更新する」を選択
 > ASINを検索 > 「テンプレートを作成 」をクリック

▼ダウンロードしたファイルの内容
商品情報が含まれるため、モザイクをかけた画像を掲載しておりますが、手段1のテンプレートファイルとは違い、商品情報が入力された状態であることが確認できます。

 

③ (取得済み)旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用する

2024年5月10日時点では、旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用して商品情報を更新することが可能です。

例えば、急遽商品情報の更新が必要になったが、新バージョンで準備する時間がない⋯といったような場合、これまで通り旧バージョンを活用することができます。

弊社が確認した限りでは、現時点で旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用いただく方が予期せぬエラーは発生しにくい感触を得ています。(今後は改善されていく可能性あり)

とはいえ、今後旧バージョンが使用できなくなる可能性がありますので、その点ご注意ください。

※注意点※

商品情報を更新する際に「カテゴリー別出品解析レポート」に入力されている商品情報が古いままアップロードすると、古い情報に更新されてしまいます。
旧バージョンのカテゴリー別出品解析レポートを利用して更新する際には、最新の情報が入力されているかしっかり確認を行った上でご使用ください。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回の記事をまとめますと以下の様になります。

1. 「カテゴリー別出品解析レポート」の仕様が変更になりました
   L 追加項目
   L 並び順、色分け、グルーピング

2.  仕様が変更になったことで注意する点は?
   L 古いバージョンは一括での商品情報更新の際に使用できなくなる可能性がある
   L 新バージョンでは「プレビュー」が表示されなくなった
   L 新バージョンの「処理概要」におけるエラー表示項目が増加

3.  「カテゴリー別出品解析レポート」を活用して商品情報を更新する方法
   L ① 最新バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用する
   L ② 旧バージョンのフォーマットをダウンロードして活用する
   L ③ 取得済みの旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用する

・2024年5月10日時点では、新・旧どちらのバージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」も活用することが可能です。
・旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」を活用する方が予期せぬエラーが発生しにくいといえます。

*今後、旧バージョンの「カテゴリー別出品解析レポート」が使用できなくなってしまう可能性がございますのでご注意ください。

Amazonでは予告なく仕様が変更になってしまうこともあるため、最新情報を入手して変更点や注意点を理解した上で活用するようにしましょう!

今回の記事が、少しでも皆様のお役に立てれば幸いです。

「カテゴリー別出品解析レポート」についてお悩みでしたら、まずはお気軽にAmazon専門コンサルのアグザルファまでご相談ください!

最後までお読みいただきありがとうございました。

今後もAmazon出品者の皆さまにプラスとなる情報を発信して参ります!
アグザルファブログが皆様の参考になれば幸いです。

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